五十肩とは?
どんな治療をするの?
肩の痛みで来院される患者さまのなかで、
肩が痛くて上がらないので五十肩ですか?
と尋ねられることがあります。
中年以降の人が、肩が痛くて動かしにくくなった場合、以前から一般的に「五十肩」と呼ばれてきました。
病院では「肩関節周囲炎」といったり、肩がガチガチになって動かない場合は「凍結肩」という病名を用いたりします。
四十肩、五十肩は、肩の関節にある「腱板」という組織が炎症を引き起こし「関節包」に広がる事で起こります。
肩関節は体の中で最も大きく動く関節です。
このため、肩では、骨どうしの接触は少なく、多くの筋肉や腱が支えています。
この筋肉や腱に、長年の使用で、“ゆるみ”や“いたみ“がおこります。
長時間の運動や、普段し慣れないちょっとした動きで筋肉や腱どうしがこすれたり、骨や関節と擦れ合ったりして、腫れ(炎症)をおこし、痛みをきたすのです。
一部でこれがおこると、痛みをさけようとして、肩の動きが不自然となり、他の筋肉や腱に無理がかかって他の部位に炎症が広がり、痛みで動かせない状態となります。
炎症はいずれ治まりますが、動かさない筋肉や腱は弾力性を失い、固まって、最後には、他人が動かしても動かない状態となってしまいます。
● どのような痛みがでるのか?
初期の症状として、肩をある一定の方向に動かすと痛みを感じます。
最も多いのは、エプロンの紐を腰の後ろで結ぶ際や、髪の手入れをする 時の痛みです。
病気が進行すると、痛みをおこす方向が増えてきて (たとえば、最初は手を後に回すときだけ痛かったのが、上に挙げる動き でも痛くなり)、日常動作が不自由になり、夜間に痛みきたす場合もあります。
それとともに、動く範囲(可動域)も制限され、重症の人では、手を90度以上挙げれなくなることもあります。
その他の例としては…
髪を後ろに束ねるとき
電車でつり革をつかむとき
洋服を着替えるとき
洗濯物を干すとき
エプロンの紐を結ぶとき
シャンプーをするとき
歯を磨くとき
…などなど
●痛みの状態について
四十肩、五十肩は、痛みの強い「急性期」と、
痛みは落ち着いているが思うように肩が動かせない「慢性期」、
痛みが改善する「回復期」に分けられ、
ほとんどの場合、経過と共に痛みは改善していきます。
五十肩は筋肉をほぐすだけでなく適切なタイミングで適切な運動が必要となってきます。
当院では手技、ストレッチだけでなく
鍼施術
運動指導
超音波など
様々な側面から五十肩の施術を行っております。
肩が動かなくてつらい、病院で電気をしてもよくならないなどお困りの方は先ずはLINEまたはお電話でお問い合わせ下さい。